出演者情報

2016年2月16日(土)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開!

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COMMENT

LiLiCo(映画コメンテーター)

物語に鷲掴みにされ、意外な展開に驚いた!
様々な人間模様と感情にのめり込む。
センス抜群の門馬監督の長編デビュー。
将来は化けること間違いなし。



大鶴義丹(俳優、作家、監督、タレント)

誰もが持っている無数の哀しみは、
いくら努力してもなかなか解決しないのが現実だ。
だが、それら無数のなかから1つだけでも
哀しみを取り除く努力をサボってはいけない。
無駄な努力の積み重ねがいちばん大事なのだと
気が付かされる映画だった。



田中要次(俳優)

架空である筈のホテルコパンは
五輪ロスを感じさせる白馬村が実名で舞台となって情感を引き立て、
そして『リリィ・シュシュのすべて』で僕の教え子だった蓮見(市原隼人)が
その後、先生になっていたという続編を観ている気分にもなりました。
心の闇を持つ登場人物だらけなのに、愛情ある視線がとても心地良く、
気が付けば誰もが愛おしい。
この作品に関われていない事への悔しさに僕は泣き叫びたい!



伊原剛志(俳優)

悩める人が居るからホッとする。
自分だけじゃないと。
そんなHotel Copain



大島薫(元セクシー女優の男性タレント、文筆家)

グランドホテル形式で繰り広げられる群像劇なんていくらでもある。
そんな風に考えてこの映画を観ていると、とんでもない裏切りを受けることでしょう。ボクは拝見したあと、思わずムムムッと唸ってしまいました。
一筋縄ではいかない人生に訪れる長い長い冬にも必ず雪解けの季節はやって来る。
それがたとえ小さなツクシの芽でしかなくとも。
ボクの冬はいつ終わるのかなー!



藤井道人(映画監督)

ホテルコパンの中で生きる人々を見て、
自然に自分と彼らを重ね合わせてしまった。
うまく行かないこともある、後悔なんて山ほどある。
そんな自分とどう向き合っていくか。
この映画の中にそのヒントがあったような気がしました。
素敵な群像劇でした。



山本浩貴(劇団PU-PU-JUICE主宰)

見終わった後「やられた!」と思った。
それは奇想天外なストーリーなんて安っぽいものではなく、
まざまざと人間を見せつけられた「やられた!」だった。
圧倒的な映像美と折り重なる人間の生きる姿。
気軽に見ていたら、いつの間にか心を掴まれ、
見終わった後は、ホテルコパンにどうしても行きたくなった。



ファンキー加藤(ミュージシャン)

祭りのあとの虚無感。拭いきれない絶望の淵。迷走の果ての袋小路。
それでも人生は続いていく。無情にも続いてしまう。
『ホテルコパン』は、そんな人々の、苦難と再生の物語です。
皆さん是非ご覧ください。
きっと僕たちも「まだ、ここから」ということを、この映画が教えてくれます。



深水元基(俳優)

誰もが何かしら悩みを持っている。
この映画の登場人物もみんな辛そう…
だけど【あの言葉】で救われた。
自分の抱えているモヤモヤまで全部吹っ飛ばしてくれた。

INTRODUCTION

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ホテルコパンへ、ようこそ。1998年、長野オリンピック。あれから18年。ホテルコパンに集った理由ありの10人。いま、それぞれの壮絶な人生の山場がぶつかり合う!これまで短編映画で数々の賞を受賞してきた門馬直人監督による渾身の長編デビュー作。オリジナリティ溢れる多様なキャラクター、全員が絶望へと向かっていくストーリー、グランドホテル形式で展開されるこの群像劇の結末には、あなたの想像を超えるクライマックスが待っている。エンドロールを迎えたとき、あなたに押し迫る感情は、希望か?絶望か?主演・市原隼人のほか、壮絶な人生の山場を迎える10人には、近藤芳正、清水美沙、大沢ひかる、前田公輝、水田芙美子、栗原英雄、大谷幸広、玄理、李麗仙ら、個性豊かな俳優たちが集まった。それぞれの人生をかけて、この世に”希望”があることを証明してください。オリンピックイヤーに沸く2016年。それは2020年東京へと繋がる“希望”への第一歩。

story

東京で教師をしていた海人祐介(市原隼人)は2年前から、長野県白馬村にある
ホテルコパンで働いていた。1998年の長野オリンピックで賑わった白馬村も、今では、かつての賑わいが嘘のように閑散としている。
オーナーの桜木(近藤芳正)は、オリンピックの時のような活気を取り戻そうと躍起になるのだが、そう簡単に客は集まらない。もう一人の従業員のユリ(玄理)は、そんな桜木を尻目に無愛想に淡々と働いていた。

ある日、スーパーでの「生産者の顔が見える野菜」の販売にヒントを得て、ホームページをリニューアルする桜木。すると偶然にも数組の宿泊客が訪れることになり、久々の盛況ぶりに喜ぶ桜井だったが、やってきたひとりの女性客の顔を見て、海人は顔をこわばらせ過呼吸に陥る。
その女性・千里(清水美沙)は中学校教師時代に担任した生徒・守(狩野見恭兵)の母親だった。守は中学校でいじめを受けていて海人はいじめから救おうと努力したのだが、努力も虚しく守は自殺をしてしまったのだった。ショックと自責の念にかられた海人は逃げるように東京を離れ、ホテルコパンに身を寄せ、人とのつきあいを避けるように働いてきた。

母親の執念というべきか、逃げ出した海人をホームページのリニューアルによってようやく海人を発見しやってきたのだった。千里は滞在中、息子のいじめを知らされなかったこと、そして解決しないまま逃げ出したことについて陰湿に責め立てる。海人は突如、苦悩の日々に引きずり戻されるのだった。

一方、他の滞在客もそれぞれ問題を抱えていた。カップルの美紀(大沢ひかる)
と班目(前田公輝)、多額の負債を抱えている宗教団体の教祖・段来示(栗原英雄)と資産家令嬢・ひかる(水田芙美子)、昔は脚光を浴びていた老女優・舟木(李麗仙)とマネージャーの澤井(大谷幸広)。ホテルオーナーの桜木もまた、離婚した妻・美智代(遠山景織子)と娘・歩(山田望叶)と偶然再会してしまう。

信じてたものを失い、人生の山場を迎える人々。その先に待ち受けるゴール、それぞれの見る未来とは…。

CAST

海人祐介

元中学校教師のホテルマン

市原隼人

2001年、映画『リリイ・シュシュのすべて』で主演。『ROOKIES』での演技により、第58回「ザテレビジョンドラマアカデミー賞:最優秀助演男優賞」を受賞。次点者の3倍近い得票数を得ての初受賞となった。

主な出演作は、『偶然にも最悪な少年』(03)『チェケラッチョ!!』(06)『虹の女神』(06)『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(08)『ROOKIES -卒業-』(09)『猿ロック THE MOVIE』(10)『ボックス!』(10)『DOG×POLICE 純白の絆』(11)極道大戦争(15)など。

桜木悟

ホテルオーナー

近藤芳正

81年、劇団青年座の研究所入所。91年、『12人の優しい日本人』で映画デビュー。

主な出演作は、『ウォーターボーイズ』(01)『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)『THE 有頂天ホテル』(06)『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』『ハラがこれなんで』(11)『清須会議』『許されざる者』(13)『紙の月』(14)など。

浜名美紀

無邪気な彼女

大沢ひかる

2011年に初舞台『プール・サイド・ストーリー』にて初主演を務め、以後、舞台・映画・テレビドラマ出演で活動する。

主な作品は、『Anime Fan Tom』(11)『人狼ゲーム』(13)『奴隷区 僕と23人の奴隷』(14)『忘れないと誓ったぼくがいた』(15)『進撃の巨人』(15)など。

班目孝介

優しき彼氏

前田公輝

NHK教育テレビ『天才てれびくんMAX』で、てれび戦士を3年間務め、人気を集め、映画『ひぐらしのなく頃に』(08)で、初主演を果たす。その後も映画、ドラマ、舞台と活躍。

主な作品は、『小森生活向上クラブ』(08)『ごくせん THE MOVIE』(09)『スラッカーズ 傷だらけの友情』(09)『凍牌〈劇場版〉』(13)『仮面ティーチャー』『ガキ☆ロック』『トリハダ -劇場版2-』(14)など。

大崎ひかる

宗教に縋るお嬢様

水田芙美子

2004年、『スウィングガールズ」で映画デビュー。ドラマ『ギャルサー』『ライアーゲーム』など多数のドラマや映画に出演する女優としての顔の他、グラビアでも活躍。

主な作品は、『サヨナラCOLOR』(05)『不良少年(ヤンキー)の夢』(05)『僕と彼女の×××』(05)『渋谷怪談 THE リアル都市伝説 (06) 『渋谷怪談 3 第二話「怖い合コン」』『be set free』(08)『ファイナル・ジャッジメント』など。

段来示

教祖

栗原英雄

1984年劇団四季に入団。「ライオンキング」他、数々の演目に出演し、惜しまれつつ2009年に退団。その後もミュージカル・ストレートプレイ・映画と幅広く活動し現在に至る。

近年の舞台出演作品に「アンタッチャブル」「ディートリッヒ」「SEMPO」「ふと、立ち止まり、語り出す」。映画では『けむりの街の、より善き未来は』(12)『Return of the Bad girl』(13)『男たちの楽園』(13)『あなたがここにいてほしい』(13)など続々と出演作品が公開されている。

澤井善

付き人

大谷幸広

劇団東京ロケットボーイズ劇団員を経て、舞台を中心に活動する。短編映画やCM出演が多く、リクルートCM「受験サプリ」は現在放映中。今作品監督の受賞短編作品「ハヌル?SKY?」では片山ユリ役の玄里とダブル主演にて高い評価を得た。

主な作品は、『くものじ』(08)、短編映画『アンダースタン』(08)『切符師』(09)『ミネストローネ』(12)『あのときのFlavor』『この音が聴こえているか』(14)など。

片山ユリ

ホテル従業員

玄理

日本語、英語、韓国語の3か国語を流暢に話し、日本だけでなく海外映画にも出演する。演技の傍ら「Harper‘s BAZAAR」「marie Claire」「ELLE girl」やソウルコレクションに出演するなどモデルとしても活動。2013年の出演作『ラジオデイズ』がゆうばり映画祭ファンタランド賞を受賞。主演作『水の声を聞く』は2015年ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品、個人賞として第29回高崎映画祭の最優秀新進女優賞を受賞した。

主な出演作は、日本『インターミッション』『夜の途中』 (13) 『ジャッジ!』 (14) 『駆け込み女と駆け出し男』 (15) 韓国『曲がり角の男』(08)『宿命』(08)英国『Street Fighter Assassin's Fist』 (14)フランス『Flea』 (14)『DreamLand』 (15)ポルトガル『Time zone』 (15)など。

舟木曜子

老女優

李麗仙

1963年に、唐が設立した劇団状況劇場に参加。同劇団の看板女優として活躍する。舞台、ドラマ、映画等幅広く活動。特にその個性的な演技で演劇界を代表する「アングラの女王」の異名を取る。

主な作品は、『戦後残酷物語』(68)『新宿泥棒日記』(69)『サマー・ソルジャー』(72)『女囚さそり けもの部屋』(74年)『任侠外伝 玄界灘』(76年)『Mishima: A Life In Four Chapters』(85)『潤の街』(89)『夜を賭けて』(03年)『ニワトリはハダシだ』(04)『蟲師』(07年)など。

高井千里

死んだ生徒の母親

清水美沙

1987年映画『湘南爆走族』で芸能界デビュー。朝の連続TV小説「青春家族」(89)のヒロイン役に抜擢され、好評を博す。その後、映画『稲村ジェーン』(90)、『シコふんじゃった。』(91)、カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞作品『うなぎ』(97)では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、実力派女優として活躍。

主な出演作は、映画『カンゾー先生』(98)、『姑獲鳥の夏』(05)、ドラマ「BORDER」(14)、「匿名探偵」(14)『京太のおつかい』(14)など。

STAFF

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監督:門馬直人

株式会社リクルートの広告ディレクターを経て、映画製作会社ドッグシュガーを立ち上げ、以降、映画・TVドラマのプロデューサー・キャスティングプロデューサーとして活動を続ける。その後、and picturesに参加、プロデューサーと監督を兼任。2012年に初監督した短編映画『ミネストローネ』が、shortshortsFilmFestival&Asia2013 JAPAN部門に正式ノミネート、監督2作品目の『ハヌル -SKY-』(13)は、ミュージックShort 部門のグランプリ:UULAアワードを受賞。続けて同年、アーティストコラボショートフィルム企画:SHORT MOVIE CRASHの1作品『柩』(コラボアーティスト:Chicago Poodle)を監督。また初の長編映画作品である今作品『ホテルコパン』に続き、ファンキー加藤主演の『サブイボマスク』(2016年初夏公開)を監督。短編では、UULAとshortshortsFilmFestival&Asiaの共同製作ミュージックショートフィルム『君を想う』(14)(主演:倉科カナ、アーティスト:浜崎あゆみ)を監督するなど幅広く活躍している。

脚本:一雫ライオン

俳優としての活動を経て、2008年に演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成。それを機に、“一雫ライオン”として脚本家の活動を始める。TVドラマではTBS「おちゃべり」(09)、フジテレビ「七福神!~神様のアルバイト、始めませんか?~」(11)(出演:染谷将太、北村有起哉、佐藤二朗)、TBS「イロドリヒムラ」(12)第3話(監督:森義隆 出演:日村勇紀・橋本愛)などの脚本を担当。テレビ東京「たべるダケ」(13)のメインライターを務め、YTV・NTV 「トクボウ 警察庁特殊防犯課」(14)を執筆。映画では、『前橋ヴィジュアル系』(11)(監督:大鶴義丹 主演:風間俊介)、『ハヌル ?SKY‐』(13)(監督:門馬直人)を執筆。また「完全なる飼育」シリーズの最新作『TAP 完全なる飼育』(13)(監督:片嶋一貴)、そして、門馬直人と再びタッグを組むファンキー加藤主演の『サブイボマスク』(2016年初夏公開)などを手がける。

音楽:Sayo Kosugi(小杉紗代)

国立音楽大学ピアノ科を卒業後、自身が作曲とピアノを務めるグループ「MODEA」を結成。2003年から2008年までの5年間で1000公演を行い、5枚のオリジナルCDは、国内大手CD店の売り上げチャートにおいて、同時に4つのジャンルで1位を獲得。NHK「ザ☆スター」、テレビ東京「レディス4」「朝だ!生です旅サラダ」オープニング曲、テレビ番組のオープニング曲に数々の起用される他、企業やブランドのテーマ音楽(シブヤ西武テーマ曲)、フジテレビ製作映像作品「夜もみじ」等、映像作品の音楽を作曲。その後、ジュリアード音楽院の大学院作曲専攻も卒業。2014年、同校より、作曲で最優秀作品に贈られるPalmer Dixon Prizeを受賞。世界で最も権威ある国際バレエコンクール、The Genee International Ballet Competition最終選考の課題曲を作曲。またベルギー王立ロイヤルフランダースバレエ「Choreo Lab」(14年公演)では4曲を作曲。2015年、ヨーロッパ各国でツアー公演が行われる、ベルギー王立フランダースバレエ団の新作Flanders Fieldの音楽を担当。

撮影:今村圭佑

1988年生まれ、富山県出身。日本大学芸術学部卒業。大学在学中より自主映画を独学で撮影、卒業後はKIYO氏に師事し、25歳で撮影技師としてデビューを飾る。2010年の短編映画『埃』が第3回ダマー映画祭審査員特別賞を受賞、同年の短編映画『A Little World』はアメリカのメトロポリタンショートフィルムフェスティバルで準グランプリに選ばれ、その他5つの映画祭で上映、入選。2014年『幻肢』(監督:藤井道人)、2016年「星ガ丘ワンダーランド」第39回モントリオール世界映画祭 ファーストフィルム・ワールドコンペディション部門 公式ノミネート(監督:柳沢翔)の撮影を務める。またGoogle、Canon、Microsoft、JR、Soft Bankなど多数の企業のCM撮影を務める。2014年Googleとポケモンのコラボフィルム「Google maps Pokemon challenge」を撮影。エイプリルフールに公開され、一日で1500万再生を記録。その年に世界でもっともシェアされたエイプリルフール動画として記録される。2015年 ポケモン、任天堂、Niantic Labが共同で開発したゲーム「POKEMON GO」の海外用コマーシャルがyoutubeで全世界合計2700万を記録。